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灸について

灸の定義

灸術とは一定の方式に従い、艾(もぐさ)を燃焼させ、またはこれに代わる物質を用いて、身体表面の一定部位に温熱刺激を与え、それによって起こる効果的な生体反応を利用し、生活機能の変調を矯正し、保健および疾病の予防または治療に広く応用する施術である。

灸の材料

  • 艾(モグサ)
    モグサはヨモギ(蓬)の葉から作られる。モグサは燃焼時、人体の皮膚、組織に対し、適度な温熱刺激を与えることができるため、古来より疾病の治療に利用されてきた。
  • 線香
    線香はタブの樹皮や葉、スギの葉などの粉末を主原料とし、それに着色材、香料などを適宜混ぜて練り、乾燥させたものである。施灸には無臭で、燃焼後の灰が少なく着火しやすい線香が望ましい。太さは3mm程度で折れにくいものがよい。

灸術の種類

有痕灸

有痕灸とは字のごとく、灸痕を残す施灸法の総称で、直接皮膚の上に艾柱を置いて施灸する。生体に強い温熱刺激を与えて、それに伴って生じる生体反応を治療に利用するもの。透熱灸*などがある。

*透熱灸…良質のモグサを米粒大前後の大きさで円錐状に作り、直接皮膚上の経穴、圧痛点などの治療点に置いて施灸する。熱刺激を弱くするために細い糸状灸を行うこともある。

無痕灸

灸痕を残さず、気持ちのよい刺激を与えて、効果的な生体反応を期待する目的で行う灸法である。有痕灸を禁忌とする部位、小児や女性、虚弱な者など有痕灸が不適当なケースに使用される。知熱灸・温灸・隔物灸などがある。


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