整体・骨盤矯正・カイロプラクティック
当院のご提案
当院は身体の土台(根本=仙骨)のバランスが正しい位置にないために、常に身体全体の骨格・筋肉・神経・臓器・血管が1日24時間、1年365日、ストレスを受けている患者さんに、仙骨(土台)を正しい位置に矯正し、調整する療法を行なっています。根本(仙骨)治療は、全身のバランスを整え、身体が本来持っている自己治癒力・免疫力を高めて、健康と美しさを取り戻せることを目指しています。
- バランスの歪みがある場合、細かい日数を詰めて通院し根本(仙骨)治療する。
- 根本(仙骨)治療後も、とくに精神的ストレスがある暮らしをしている場合、1か月に1回程度の頻度で定期的な調整を行うことをお勧めします。
※カイロプラクテイック(chiropractic)は、身体のバランスを保ち、正常な生命活動を高める事を目的に、脳と脊髄を治療対象とする、アメリカ合衆国の治療師D・D・パーマ一が提唱した脊柱矯正術です。病気は神経系の機能障害によって起こるという考え方に基づき、身体、特に脊柱の調整により、神経系の機能回復をはかる手技療法です。
骨盤調整 ~仙骨治療の大切さ~
仙骨の名前の由来とは何でしょう?
「骨盤調整における仙骨アプローチは、当院が非常に力点をかけている身体統制法です。」
仙骨の「仙」の字は、仙人、仙薬、神仙、などと使われるように、「不老不死」や、「不思議な力」などを表す文字です 。さらに、他の外国語における仙骨をみてみましょう。
フランス語では、sacre(サクレ)が、「仙骨の」、という意味です。この言葉は、ラテン語の”os(オス)(骨) sacrum(サクラム)(神聖な)”から来ており、sacrum(サクラム)とは「聖所」が語源、「神聖な」・「聖なる」という意味の言葉です。
ドイツ語では、kreuzbein(クロイツバイン)。bein(バイン)が「骨」で、kreuz(クロイツ)は「交差点」・「キリストの架けられた十字架」という意味です。
また、英語では、sacred(セイクリッド) bone(ボーン)(神聖な 骨)またはsacrum(セイクラム)と書き、かつては holy(ホーリー) bone(ボーン)(聖なる 骨)とも呼ばれました。
なぜこのように仙骨が神聖視されたのかについて、『造語方式による医学英和辞典』(広川書店刊)に次のように出ています。「仙骨の原意が、“神聖な骨、sacred(セイクリッド) bone(ボーン)(神聖な 骨)”である由来については次のような諸説があり、統一した見解を見出すのは困難であるが、仙骨は死後最後に腐敗する骨であり、復活の日には肉体は仙骨を中心に再構成されるという信仰に基づく。」昭和20年まで「薦骨」と書かれたのは神に供する、すなわち神に薦(すす)めるの意による。実際に仙骨がいけにえの儀式に供されたという説。
仙骨とは
仙骨とは、身体の真ん中…骨盤の中央にあり、背骨の下端に基底として位置する骨です。全身約206個の骨を支配し、身体の要として全身の機能(筋肉、内蔵、諸器官等)をコントロールしています。
※仙骨は、ヒトが生まれた時に骨格の始動として1番初めに動き出し、命尽きる時も1番最後に停止する骨です。
その役割は、物質的な肉体面だけでなく精神面をも司ると言われています。(感情や情緒、観念など)。 仙骨の重要性は非常に大きく、「仙骨を正さずして健康なし」といわれるほど、生命の維持、恒常性に関わる重要な骨です。
「仙骨-脊椎-蝶形骨」の関係
人間には、プラスチックやセラミックなどの人工物で代用できない骨が2つあります。「蝶形骨(頭蓋骨を構成している骨のひとつ)」と「仙骨」です。そして、この2つの骨を繋いでいる形で脊椎が存在します。身体の重心も仙骨にあるので、仙骨は人体の建物でいう土台(基礎)の役割を担っています。
蝶形骨には、全身のホルモンのバランスをつかさどる器官(脳下垂体)がぶら下がっているので、ホルモンのバランスに密接に関わっています。この「仙骨-脊椎-蝶形骨」の関係は、互いに連動しており、仙骨が正しく動いているときは蝶形骨も正常な状態ですが、その動きに歪みが生じるとホルモンのバランスも崩れます。仙骨という土台が正しい位置にないと、その上にある背骨や頭蓋骨などの骨格バランスが崩れ、重心の位置もズレていきます。
仙骨のはたらき
人間も動物もまず仙骨から行動を起こしています。
人間の足が動く時、実は支点である足の付け根、つまり骨盤から動き出しますが、その前にまず骨盤の中心にある「仙骨」が必ず先に行動を起こします。また、よく心臓をハート型で表しますが、仙骨も実際に似た形をしています。この仙骨は実に不可思議、偉大、神秘的な性質をしています。生命エネルギーが湧き出る泉のような役割をしています。
背骨は神経の通り道であり、筋肉や臓器はこれらの神経によって支配されています。骨格のバランスが崩れ神経系にストレスが生じると、内臓などの機能低下につながります。骨格のバランスが崩れると、骨についている筋肉(骨格筋)が無理な緊張を強いられます。すると筋肉に酸素と栄養を送り届けている血管も圧迫(収縮)されて血液の流れが悪くなり、血液に沿って走っているリンパ管の中のリンパ液の流れも悪くなります。
仙骨は、頭蓋骨の一部である後頭骨と連動し、呼吸に合わせて1分間に16~17回の屈曲と進展(ポンプ作用)を繰り返して脳脊髄液を頭蓋骨内と脊柱管内から仙骨まで循環させています。 脳脊髄液とは、脳・脊髄を守り、神経細胞に栄養作用をもたらすため、生命維持に重要な活動をしています。仙骨を中心に構成されている骨盤内には膀胱や直腸のほかに、男性では前立腺、女性では子宮、卵巣などの大切な臓器を内包しています。婦人科疾患のある方は、たいてい仙骨のバランスが崩れています。土台である仙骨が正しい位置にないと、その上にある背骨や頭蓋骨などの骨格バランスも悪化し、お顔のバランスにも影響を与えます。
また、仙骨は回転するコマのように高速回転でバイブレーションをしており、このバイブレーションのスピードが高速で安定すればするほど、その人のエネルギーも高められ、健康体になったり運気が上がったりします。逆に仙骨のバイブレーションが下がれば病気や老化現象が起きるなど、運気も悪くなります。
その名が示すように、仙骨の重要性は非常に大きく、「仙骨を正さずして健康なし」といわれるほど、生命の維持、恒常性に関わる重要な骨です。
仙骨の変位
赤ちゃんの仙骨をレントゲンで見ると、横に5つに分離しているのが確認できます。成長につれて少しずつ融合し、大人になると仙骨は完全に1つの形に形成され、それでも数字の8の字のようにうねるような微細な動きをします。
仙骨変位の原因
仙骨が変位する原因は「外傷的原因」と「精神的原因」の2つに分けられます。
< 外傷的原因 >
-
幼年時の外傷
幼児期まだ仙骨が十分に固まらない時期に腰などを強く打つ。 -
日常の姿勢不良
長い間の習慣で癖になった悪い姿勢。 -
不摂生からくる内臓不調
暴飲暴食・不規則な生活等による内臓の不調。 -
加齢や運動不足
加齢や運動不足で筋肉が発達しなくなると、お腹や背中に脂肪がつき、仙骨の位置もズレます。※継続的な運動、適度な運動は人体にとって必要不可欠です。
< 精神的原因 >
- 様々な心の問題
- 精神的ストレス
精神的原因は、外傷的原因以上に仙骨の変位を引き起こし、ストレスからくる身体の変調・初期のうつ病あるいは認知症で、仙骨の浮き・沈みの変位が顕著に現れます。
神経を正常に働かせる
脊椎が曲っていても正常に神経が働いている人もいれば、脊椎が真っ直ぐでも異常な人もいます。カイロプラクティックでは、骨の矯正 (曲っている脊椎をまっすぐにする) 以上に、 神経を正常に働かせること (アジャストメント) を目的とします。正しい時期、正しい場所で、 正しいアジャストメントを受ければ、「健康で豊かな生活」が約束されるでしょう。
健康になる為の3大原則
1日30分以上歩いてください
車社会が発達したことにより、人間は歩かなくなりました。歩けば歩くほど仙骨のバイブレーション(動き)が高まり、自然にバランスを取ってくれるようになります。できるだけ平坦な道を荷物を持たずに歩きましょう。
お水を飲んでください
人間の身体は約70%が水分です。また汗や排泄などにより1日2.5〜3リットルの水分が体外へ出ます。きれいな水を飲むことによって細胞は浄化され、身体の中からきれいになります。
夜12時前には寝てください
どんなに良い治療をしても睡眠不足は補うことはできません。早寝早起きが健康の基本であることを心がけてください。「寝る・起きる・食べる」は毎日決まった時間にしてください。
参考文献
骨盤からキレイになる仙骨体操」青山 正 著(現代書林 2008年)
「造語方式による医学英和辞典」福岡大学 教授 宮野成二 氏 編著(広川書店刊)