変形性股関節症

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変形性股関節症について

変形性股関節症とは

股関節は、骨盤と脚を繋ぐ関節で、大腿骨骨頭が腸骨の寛骨臼にはまり込んでいる球関節です。変形性股関節症は、股関節の軟骨が磨り減ることにより起こります。股関節は、多くの筋肉や靭帯に囲まれていて、なかなか症状が出にくく、初期には股関節ではなく他の部位に症状が出ることがあります。変形性股関節症の初期は殿部・鼡径部の痛み、歩行時・階段などで痛みがあります。軟骨が磨り減り骨の変形が進行するにつれて、関節可動域が制限されて痛みも強くなり、筋力も低下していきます。

変形性股関節症の原因

加齢に伴う変形性股関節症が20%と、生まれつき寛骨臼の形が小さい臼蓋形成不全、発育性股関節脱臼、大腿骨頭すべり症、ペルテス病といった小児股関節の病気、骨折、脱臼などの外傷、その他の原因によって生じるものが80%になります。

変形性股関節症の症状

初期には、痛みや違和感を感じることが多く長時間歩いた後、殿部や大腿後面に痛みや重だるさを感じますが、しばらく休むと痛みがなくなる。進行期には、足を引きずるような歩き方になり、殿部痛が強くなり筋力が低下していき、歩行じは階段昇降が困難になるなどの生活への影響が出てきます。この時には股関節の可動域が狭くなってきています。

変形性股関節症の治療方法

機能の改善を目的に施術していきます。マッサージ・はり灸で痛みをとり、関節の動きを良くして運動指導などで筋力の回復を促します。

変形性股関節症の予防方法

  • 無理せずできる運動(体操・水泳・ウォーキング・自転車)を行い
    筋力低下を防ぎ、関節可動域の減少を防ぐ
  • 患部を温める(お風呂・カイロ)、身体(特に下肢)の冷えを防ぐ
  • 体重コントロールが不可欠。
    適正体重にすることにより、股関節にかかる負担を減らす。
  • 急な動作をしないようにしたり、
    長時間の立ちっぱなし、座りっぱなしに気をつける。
  • 身体の疲れを溜めないこと。

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