変形性膝関節症
変形性膝関節症について
変形性膝関節症とは
膝の関節、特に関節面や関節包の内部の組織が変形して、通常の動かす・歩くなどの動作をする時に膝に痛みがでたり膝が動きづらくなる症状のことです。膝関節が変形していても、痛み・動作不良等がなければ変形性膝関節症に該当しません。
変形性膝関節症の原因
膝関節の軟骨がすり減ったり、膝を支える筋力が低下するなどして、正しいポジションで膝を動かせなくなることで骨膜や腱や滑液包に炎症が起こることで変形します。他には、歩かない動かない期間があることで膝関節内の滑液がうまく膝に酸素等の栄養を送れなくなり膝関節内部の血行不良(栄養不足)や、骨の新陳代謝がうまくいかず、骨吸収 > 骨形成となり膝関節の骨部分が分解吸収してしまってもおこります。
変形性膝関節症の症状
膝の曲げ伸ばしがやりづらくなったり、歩行等の動作時に痛みがでたりします。
変形性膝関節症の治療方法
手技療法で膝を支える筋のこわばりをゆるめたり、はりなどを使い血行を回復させたりします。動作時の痛みがつらいケースは、サポーターや包帯等での固定治療も併用していきます。
変形性膝関節症の予防方法
まず、膝の関節をふだんから動かしていくことが大切です。関節を動かすことで、関節の中の滑膜を働きやすくし、酸素などの栄養がいきわたらせることができます。あとは、膝を支える筋力を強化しましょう。痛くない範囲で歩いたり、軽いスクワットのように筋力を使う運動を習慣にすると膝関節症の予防になります。