マタニティケア

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マタニティケアについて

※子育て中のお母さんも、赤ちゃん・小さいお子さん預かります。お気軽にご相談ください。

マタニティケアとは

妊娠期と産後のケアのことです。妊娠すると女性の体は骨盤が緩み・歪み、また胎児に栄養分が供給されるため血液・リンパ・水分・エネルギー・栄養の吸収で母体が大きく変化してしまう。そのため、特別なケアをしようとします。

産前・産後の主な疾患

1 つわり・妊娠悪阻

つわり・妊娠悪阻の症状

つわりは妊娠5週間前後から始まり、妊娠12週を過ぎるころに自然消失する。軽度の悪心・嘔吐・嗜好の変化等で、生理的と考えられ妊婦の50〜80%にみられるといわれます。嘔吐が増悪すると脱水症状や栄養障害をきたすことがあります。神経質で情緒不安定な女性に発症しやすく、また経産婦より初産婦に、単胎よりも多胎に多い傾向です。

つわり・妊娠悪阻の原因

原因は明らかでなく妊娠初期の内分泌や代謝面での急激な変化と、自律神経失調症に精神的・体質的な因子が絡み合って発症する母体の適応不全症候群と考えられています。

つわり・妊娠悪阻の治療方法

食事や生活の指導を行い、増悪や発症を防止します。ストレスなどの心理的要因には隔離などが有効です。

2 流産

流産とは

妊娠22週未満で妊娠が終わってしまうこといいます。妊娠が自然に中絶されるもの(自然流産)と様々な理由で妊娠継続が不可能になったとき、外科的処置で妊娠を中絶させる(人工流産)とあります。自然流産の頻度は8〜15%、平均10%前後とされます。12週以内に生じやすく、16週未満までが自然流産するうちの80%です。妊婦の年齢が上がるにつれ増加(35歳以上で著しく増加)、既往統産回数が多いほどリスクが高い傾向です。

流産の原因

母体側因子(子宮の異常、内分泌異常)胎児側因子(妊卵の染色体異常、胎児付属物の異常)、母児間因子(染色体の異常保因者、血液不適合型妊娠)と様々ある。臨床の分類では切迫流産・進行流産・完全流産・不全流産・稽留流産とあります。他には化学的流産・頸管流産・感染流産と呼ばれるものもあります。多くは出血・疼痛(下腹部の緊張感、痙攣様疼痛)、頸管・開大・妊卵・胎芽や胎児および付属物の排出がみられます。

流産の治療方法

流産の兆候があっても胎児心拍がみとめられると良好の傾向です。軽度の症状では、自宅安静を指示して通院により経過を診ます。

3 妊娠高血圧症候群

妊娠高血圧症候群の症状

妊娠20週以降、分娩後12週までに高血圧がみられるとき、または高血圧に蚕白尿を伴うこと、そしてこれらが偶発合併症にならないものを妊娠高血圧症候群といいます。

妊娠高血圧症候群の原因

不明な点が多いですが、妊娠という不可に対する母体の適応不全症候群とみられています。リスク因子には遺伝子的要因・糖尿病や腎疾患の既往歴・高齢・初産・肥満・多胎・羊水過多・過労・ストレスなどが考えられます。

妊娠高血圧症候群の治療方法

保存的治療を行いつつ、胎盤循環障害の状態をみるため安静な生活指導と栄養管理が基本となります。

※産前のはり灸には全身の代謝促進治療と、多くは灸を施す。つわり防止・流産防止・難産防止・逆子防止などに灸は非常に有効である。

4 不妊症

不妊症とは

現代医学的には「妊娠を希望して避妊をしないで2年以上妊娠できなかった場合」を意味します。また、器質的な問題でできない場合は2年という年数は関係ありません。

不妊症の原因

我が国の統計では、男性不妊症が30%。女性因子が70%とされており、女性因子として卵管真摯によるものが30〜40%、排卵因子が10〜20%です。頸管因子においては10%。機能性不妊の頻度は高く、原因は不明で約15%とされています。

不妊症の治療方法

原因によりますが、排卵があり男性に問題がなければ直すことができます。古典では不学・絶産・絶子といい、腎虚・肝鬱・痰湿・血瘀の4分類からみられます。それぞれの分類に従い、また基礎体力が低下していると妊娠しにくいため、体力をつけ正しい受精技術にならうと妊娠しやすい傾向があります。また、働いている女性は妊娠しにくい傾向にあるのでそれらも考慮します。

5 乳腺

乳腺の症状

授乳期に乳状の鬱滞・乳房の圧痛・熱感・自発痛・硬結や発熱などの炎症所見を呈する非感染性の乳腺炎症(うっ乳)と、乳汁の鬱滞に乳頭の損傷や亀裂などからの逆行性最近感染が加わったもの(急性化膿性乳腺炎)があります。

乳腺の治療方法

鬱滞性乳腺炎(うっ乳)には、乳房マッサージで乳管の開通を図り、はり灸での全身の代謝促進治療を行います。また、産後には目を使わないと昔から言われており、実際に頭痛や目の痛みを訴えるケースが多いのでそのあたりも指導します。

※他にも妊娠と分娩の前後によくみられる症状(頭痛・腰痛・恥骨痛・肩こり・眼精疲労・体重変動・肌荒れ・肌の乾燥等)や妊娠中に働く方は、そこからのストレスなどにもはり灸による全身の代謝管理と生活指導のアドバイスにより改善を図ります。


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