コーレス骨折
コーレス骨折について
コーレス骨折とは
焼骨遠位端部骨折の中の伸展型に分類されるもの。手関節を含み強度の進展(背屈)力が働いている。手関節の1~3cm上の掌側からやや斜めに背側上方へ走る。
コーレス骨折の原因
転倒の際に手掌を衝くなどの介達外力で発生することが多く、直達外力によって発生するものもごくまれにある。
コーレス骨折の症状
腫脹、圧痛が介達痛が著明にでる。また受傷数時間後には手指にまで腫脹が出現する。前腕の回外運動や手で物を握る、特に毋指と示指で摘むなどの動作や手関節の運動制限などが出現する。転位が強度になるとフォーク状変形、銃剣状変形が現れる。
コーレス骨折の治療方法
骨折の整復を施し、固定を行う。1週間は再転位に留意し経過を見ながら超音波などの物理療法、手技療法を施す。4~5週間ほどで骨性癒合を認めたら固定を除去し、徐々に自動運動や他動運動をしていき拘縮などをふせいでいきます。
コーレス骨折の予防方法
転倒しないように気をつける。