上腕骨外科頸骨折
上腕骨外科頸骨折について
上腕骨外科頸骨折とは
上腕骨の骨折の中で、特に高齢者に多く発生する骨折の一つであり骨頭から結節部にかけての太い部分から骨幹部に移行する部位で発生する。
上腕骨外科頸骨折の原因
転倒によって手をついて受傷し肩関節の開き具合によって内転型か外転型に分けられる。
上腕骨外科頸骨折の症状
骨折による血腫は多く肩関節は血腫による腫れが肩関節を変形させているようにみえる。肩関節脱臼に見られる三角筋の膨らみは消えない。皮下出血は数日で上腕内側部から前胸部に出現する。骨折部は筋層の深部にあり骨折端が噛合する事が多いので異常可動性や軋轢はない。肩関節の運動に大いに制限を受けるが噛合骨折の場合はわずかに動かす事が出来る。
上腕骨外科頸骨折の治療方法
骨癒合に5〜6週間かかり高齢者に多発する為、肩関節の外転、内外旋制限に注意し機能障害に注意しながら固定を施し、超音波や手技療法、早期に等尺性運動を開始しその後徐々に負荷をかけた運動を行い経過を見ながらヘンギングキャストなどの固定に切り替え、そのときは負荷荷重に下方への不安定性の出現に注意して出来るだけ早く通常の日常生活に戻れるよう施療を行っていきます。
上腕骨外科頸骨折の予防方法
外傷は外からの外力によるところが多く突発的な転倒、衝突、交通事故がありますが避けるのが難しい場合もありますが店頭予防は、安定性の高い靴をはき家の階段を解消する運動の前には柔軟体操など準備を十分に行うなど、日常生活で注意を心がけることはできます。