ジャンパー膝(膝蓋靱帯炎)
ジャンパー膝(膝蓋靱帯炎)について
ジャンパー膝(膝蓋靱帯炎)とは
主にジャンプや着地、またキックやダッシュといった動作(膝の曲げ伸ばし)を繰り返す方に生じる事が多い。使い過ぎ(オーバーユーズ)による損傷(疲労性損傷)です。膝蓄靱帯の微小な損傷から炎症を起こし、靱帯断裂を招くこともあります。
ジャンパー膝(膝蓋靱帯炎)の原因
バレーボールやバスケットボール、走幅跳び、走り高跳び、サッカー、野球、ウェイトリフティングなどを行う。主に成長期で高身長の方に起こりやすい損傷です。骨の成長と筋肉の成長のアンバランス(筋肉の成長が追いついていない)による筋の相対的短縮(柔軟性の問題)が発症要員の一つとされます。
ジャンパー膝(膝蓋靱帯炎)の症状
自発痛、運動痛、限局性圧痛、運動制限などが挙げられます。痛みの程度は3段階に分けられます。
軽度
運動は普段通りにできて、運動後に痛みが生じます。
中等度
運動は出来ますが、運動中と運動後に痛みが生じます。
重度
日常生活でも傷みを覚え、普段通りに運動できません。
ジャンパー膝(膝蓋靱帯炎)の治療方法
湿布、包帯固定、必要に応じてテーピングを行います。患部の安静を保つとともに、ストレッチやウォーミングアップを入念に行い、運動後にはアイシングなどを行います。重度なものでは、運動を中止します。
ジャンパー膝(膝蓋靱帯炎)の予防方法
大腿の前面に付着している大腿四頭筋入念なストレッチング、スポーツ前の入念なウォーミングアップが大切です。また底が厚めのシューズの使用も効果があります。