肩関節脱臼
肩関節脱臼について
肩関節脱臼とは
肩関節が正常な位置になった状態になってしまった事をいいます。それを分類すると前方脱臼、後方脱臼、下方脱臼、上方脱臼と4つに分かれます。これを更に分類すると前方脱臼では鳥口下脱臼、鎖骨下脱臼に分かれ後方脱臼では肩峰下脱臼、肩甲棘の下に入る棘下脱臼に分かれ、下方脱臼では腋窩脱臼、関節窩下脱臼に分かれ、上方脱臼では鳥口突起上脱臼となります。この中で最も多く発症するのが前方脱臼の中の鳥口下脱臼です。
肩関節脱臼の原因
コンタクトスポーツ(柔道やラグビー等)等で肩関節に強制的な外転・外旋および内転・内旋または伸展した上肢での転倒等で外力が加わった事で起こります。又転倒時などの直接的な外力でも起こります。
肩関節脱臼の症状
肩の可動域が制限され、痛みや肩の変形がみられます。又、肩の位置を元の位置に戻そうとしても抵抗があり戻らない(弾性固定)状態がみられます。
肩関節脱臼の治療方法
痛みの改善には、まずは関節を元の位置に戻す動作(整復)を施します。
その後幹部を冷やし、安静にするために包帯や三角巾で等を使い固定を施します。肩関節周囲の筋肉や靭帯を修復するために手技療法や超音波治療器等での物理的療法も施します。
肩関節脱臼の予防方法
肩関節周囲の筋肉をトレーニングをして予防していく事でできます。