尿漏れ(失禁)

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尿漏れ(失禁)について

尿漏れ(失禁)とは

自分の意思に反して勝手(不随意)に尿が漏れてしまうことを意味します。昼間起きている時等、意思がある時に自分の意思ではコントロールができずに尿が漏れてしまう状態を言います。泌尿器科学では尿失禁と呼ばれます。尿漏れの分類中、尿道括約筋の欠損など奇形・骨盤内手術や外傷による括約筋の損傷などの器質的問題があるもの(完全尿失禁、真性尿失禁)ははり灸治療の適応外になります。他に尿道括約筋の弛緩が原因となる緊張性尿失禁(腹圧性尿失禁)、下部尿路の炎症や神経因性膀胱、神経症などが原因の切迫性尿失禁、下部尿路通過障害をきたす溢流性尿失禁などがあります。

尿漏れ(失禁)の症状

急に腹圧がかかったとき(咳や力み、高笑い、くしゃみ、跳躍、走ったとき、重いものを持ち上げたときなど)に尿漏れが起こる緊張性尿失禁(腹圧性尿失禁)は、健康な中高年の女性に多くみられます。また、尿意を感じた途端トイレに着く前に漏れるだとか、トイレには間に合ったもののドアを閉めた途端や下着を下ろしている間に漏れてしまうものを切迫性失禁と言います。

尿漏れ(失禁)の治療方法

現代的なはり灸治療

臓器・器官の関連デルマトームへの刺鍼により、反射的にその臓器・器官へ一定の影響を与えます。自律神経反射である体性、内臓反射による考察・治療を行います。排尿に関係の深い下部尿路の神経・交感神経のTh10-L2と、副交感神経のS2-4、陰部神経のS2-4の領域に存在する経穴に治療をします。

東洋医学的なはり灸治療

東洋医学的な「小便不禁」「小便失禁」が「尿漏れ」の類似病態です。多くは虚証、原因は腎気不足・肝鬱・脾肺気虚などが考えられます。

尿漏れ(失禁)の予防方法

緊張性尿失禁(腹圧性尿失禁)では、骨盤底筋体操により自分で毎日肛門や膣を締める運動を繰り返し、弱くなった骨盤底筋群を強くしていきましょう。


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